The Properties of Pectate Depolymerizing Enzyme Isolatedfrom Satsuma Mandarin Fruits (Citrus unshiu Marc.)
1993
5カ月間,5℃で低温貯蔵した温州ミカン果実よりポリガラクツロナーゼ(PG)を単離し諸性質を調べた.この酵素は,基質のペクチン酸を分解して還元糖を生成するが減,反応液の粘度はきわめて緩慢に低下することより,エキソ型ポリガラクツロナーゼ(exo-PG)である可能性が高い.このPG活性は,温州ミカン果皮の新鮮物1グラム当たり137.3ユニットであった.本PGはpH2.9と4.5付近で活性が高く,また,60℃に15分間の処理で活性は約50%に減少した.本PGを分子量100000~6000の基質に作用させたところ,その反応速度は低分子量の基質ほど高かった.
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