懸濁微粒子の表面電位が高勾配磁気分離器 (HGMS) の除去特性に及ぼす影響
1986
磁化率が異なる三種類の微粒子 (モリブデン, クロム, ヘマタイト) を供試して, 微粒子の表面電位 (ζ電位) の変化がHGMSの微粒子除去特性に及ぼす影響について検討した.この結果, モリブデンなど1.7×10-4以下の低磁化率の微粒子は150m/h以下の低通水流速領域で表面電位の影響が顕著に現れ, 微粒子とマトリックスのζ電位の積が負となるpH域で除去性能が増大することを示した.さらに, マトリックスの微粒子捕捉量と自然電位の関係を把握した.
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