Mode of analgesic action of phenolic dental medicaments through substance P release

1994 
歯髄鎮痛薬であるeugenol (EUG), guaiacol (GUA), thymol (THY) について, その薬理作用, 特に鎮痛, 血流増加, サブスタンスP遊離作用をcapsaicin (CAP) のそれと比較検討した。EUG, GUAにはCAPに似た長時間持続性の鎮痛作用のあることを観察した。またCAP投与直後に起こる一過性で, spantideで消失する仮性疼痛反応もEUG, GUAで誘起されることが認められた。CAP皮下投与によって起こる皮膚血流増加作用 (spantideによって消失する) は, EUG, GUAによって同じように誘起されることを認めた。また, 歯髄, 脊髄細切標品灌流実験において, EUG, GUAはCAPと同様にSPの遊離を促進した。以上のことからEUG, GUAの歯髄鎮痛作用には体内SPの動態が, その作用機構に深くかかわっていることが推測された。
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