幼小中一貫校における通教科的能力を位置づけた国語科の学習開発II : 社会生活で生きてはたらき,自ら課題を探求・解決できるような 国語の能力を備えた子ども
2017
本研究は,昨年度に引き続き,幼小中一貫校としての特色を生かして,通教科的能力を位置づけた国語科の学習開発を行うことによって,新領域「希望(のぞみ)」との関連を明らかにすることを目的としている。本年度は,幼小中各学校段階において,「物語で作者が伝えたいこと」をどのようにとらえているのかを比較・検討することによって,幼小中12年間を見通した通教科的能力の育成につなげていった。幼稚園年長児・小学校1年生・中学校3年生では「おおきなかぶ」を,小学校4年生と中学校1年生では「世界でいちばんやかましい音」を教材として,その読みを比較・検討した。結果として,読みの系統性を踏まえた課題設定を通して上位学年の読みに近づく学習活動により,通教科的能力の育成に資することができた。
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