A Case of Leiomyoblastoma of the Stomach with Pedunculated Extramural Progression and Marked Cystic Change.

1993 
特異な発育形態を呈した胃平滑筋芽細胞腫の1例を報告する. 症例は69歳の女性.右季肋部の手拳大の腹部腫瘤を主訴に入院.超音波検査で, 腫瘤は上極と下極が嚢胞性で中央部が充実性であった. MRIで, 腫瘤は壁外発育型の胃粘膜下腫瘍と判明. 内視鏡的生検術後に, 生検部からの出血をきたし緊急手術を施行.開腹時, 胃幽門部大轡側より胃壁外有茎性発育した腫瘤を認めた. 腫瘤を含め胃換状切除を施行. 組織学的に悪性度の低い胃平滑筋芽細胞腫と診断された. 本症は約10%が悪性例であるため, 手術術式に関しては, 腫瘍多発例や胃壁への浸潤傾向が強い場合には, 広範囲胃切除が必要と考えられるが, 自験例のごとく胃外に有茎性に発育し, 胃壁への浸潤傾向がなく, リンパ節腫大も認めない場合には, 楔状切除で十分な治癒切除が得られると考えられた.
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