Effects of Fish (Gadus macrocephalus and Theragra chalcogramma) Liver Oils on Serum and Liver Lipids in Rats Fed Low-Protein Diets.

1994 
4週齢CD系雄ラットを用い, 5%グルテンにマダラ肝油 (CLO) あるいはスケトウダラ肝油 (PLO) を10%レベルで添加した飼料を7週間投与した際の臓器重量, 血液性状, 肝脂質成分および肝の組織化学的所見について検討した。対照群にはコーン油を10%レベルで添加した。1) 飼料総摂取量は, CLO群が対照群に比べ有意に低値を示したが, PLO群では対照群と変わりなかった。体重増加量は, いずれの群も実験開始8日目ごろまでは低下し, 以後7週目まで大きな増減はみられなかったが, CLO群で対照群およびPLO群に比べて飼育2週ごろに体重の有意な低下がみられた。2) 血液成分では, 両魚油群においてA/G比, 総脂質および総コレステロール量の低下, TBARS値の上昇がみられた。PLO群では, さらにTGおよびNEFAが, 対照群と比べ有意に低値を示した。なお, 血清Feは, 両魚油群において低下傾向がみられ, CLO群で対照群に比べ有意に低値を示した。3) 肝臓中の脂質成分は, PLO群の総脂質とTGが高い傾向にあった。肝TBARS値は, 両魚油群で有意な上昇が認められた。4) 肝臓の組織化学的所見では, PLO群においてCLO群に比べ, 著しい脂肪肝の所見が認められた。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    2
    Citations
    NaN
    KQI
    []