Effect of Chewing Training on Masticatory Function.

1994 
チューインガムを用いた咀嚼訓練が咀嚼機能に及ぼす影響について検討した.市販の強化ガムを毎食後10分間, 4週間にわたって咬ませた.訓練開始1, 2, 3, 4週間後と訓練終了2週後までの間の咀嚼時の咬筋EMG, 下顎運動および咀嚼値を記録した.EMG持続時間と間隔は咀嚼訓練により有意に短縮した.また筋放電持続時間は訓練停止2週間後も元の値に戻らなかった.筋活動量ならびに咀嚼値は訓練の影響を受けなかった.下顎運動の移動量パラメータは咀嚼訓練の影響を受けなかった.開, 閉口相, 咬合相, 咀嚼周期などの時間パラメータは訓練により短縮した.これらの結果は咀嚼訓練により筋のパワーを迅速に引き出せることを意味している.しかし, 効率よく筋が働いたとはいえない.
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