A CASE OF HEPATIC METASTASIS AFTER COMPLETE RESECTION OF MESOJEJUNAL GIST WITH SEVERE MELENA TREATED BY MULTIMODAL THERAPY

2006 
症例は74歳,女性. 2002年6月, 4kgの体重減少を主訴に近医より当院紹介入院.左腹部に10cmの腫瘤を触れ, USにて高低エコー入り混じった腫瘤を, CTでは不均一に造影される腫瘤を示した.血管造影では空腸動脈枝に腫瘍濃染像を認めた.入院2週間後,大量下血しショックに陥り手術施行.上部空腸を左半結腸とともに切除し,腫瘍を摘出した.切除標本肉眼所見では空腸間膜に12cmの腫瘍を認め,空腸と下行結腸に浸潤していた.腫瘍の空腸浸潤部から消化管出血をきたしたと診断した.病理学的に免疫染色を用いてGISTと診断した.その後2003年6月, CTにて肝両葉に最大径70mmの多発病変を認めた.肝再発と診断し,イマチニブの内服を開始した. 2003年9月のCTでは病変は縮小し内部にfluidlevelを示した. 2004年9月のCTでは転移巣はさらに縮小,嚢胞状に変化し,最大径は35mmであった. 2005年4月のCTで造影効果を有する腫瘍を肝内に2個認め,肝転移再燃と診断しTAEを施行. TAE後,良好なリピオドールの貯留を認めた.現在のところ,良好なQOLにて生存中である.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    8
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []