TS-1治療抵抗性再発胃癌に対しTS-1+CPT-11併用療法が有効であった1例

2004 
症例は71歳男性。胃癌にて幽門側胃切除術後4年目に腫瘍マーカーの上昇腹腔内リンパ節腫大および水腎症にて再発しTS-1(120mg/day)による治療を施行。しかしTS-1治療3クール目より抵抗性となったためTS-1+CPT-11併用療法(TS-1120mg/day day 1〜14, CPT-11100mg/day day 1, 15)に変更した。TS-1+CPT-11併用療法5クール投与後には腫瘍マーカーの低下および腹腔内リンパ節腫大の消失を認めPR と判定した。投与中grade 2の白血球減少以外に有害事象は認められずTS-1+CPT-11療法はTS-1抵抗性再発胃癌に対してのsecond-line therapyとして有効な治療法と考えられた。
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