A Case of Primary Pulmonary Choriocarcinoma Detected Incidentally After Operation for Spontaneous Pneumothorax

2006 
背景.肺原発絨毛癌は極めて稀である.気胸により発見された肺原発絨毛癌を経験したので報告する.症例.42歳,男性.左自然気胸の再発で胸腔鏡下肺部分切除が行われた.切除標本内に腫瘤が認められ,組織学的に絨毛癌と診断された.追加の上大区切除およびリンパ節郭清を行ったが病変は認められず,画像上他臓器には異常なく,肺原発と診断した.予防的補助化学療法(cisplatin,etoposide)2コース行ったが早期に多発肺転移で再発した.TIP療法(paclitaxel,ifosfamide,cisplatin)4コースでCRとなり,以後約12ヶ月経過したが再発を認めていない.結論.本例は極めて早期に発見された肺絨毛癌で,化学療法によって長期生存が得られる可能性がある.
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