STUDY ON NEW STAGE CLASSIFICATION OF NASOPHARYNGEAL CARCINOMA

1998 
1997年にUICCより上咽頭癌に対する新病期分類 (新分類) が発表された。新分類では上咽頭に限局した腫瘍はT1で鼻腔・中咽頭進展がT2a, また副咽頭腔進展がT2b, 骨・副鼻腔浸潤がT3と定義されるため画像診断が必須となる。N分類では片側か両側転移で各々N1, N2と定義されN3は6cm以上か鎖骨上リンパ節転移となる。Stage 分類ではIV期はT4かN3またはM1に限られる。そこで, 1984年から1995年の間に慶應義塾大学病院を受診した上咽頭扁平上皮癌症例で, 初診時にCTまたはMRIを施行した30例について新分類を行い, その有用性をこれまでの分類 (旧分類) と比較検討した。その結果, 病期に関して新分類では早期により多く分類されたため旧分類では Stage III, IV例が多数を占めていたものが各 Stage に分散された。上咽頭癌は浸潤性発育を示すことが多く画像診断が重要であるためそれを加味した新分類は有用と思われた。
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