RADIATION THERAPY FOR INDOLENT LYMPHOMA OF THE HEAD AND NECK
2005
群馬大学附属病院で1972年から2002年に放射線治療または経過観察を行なった頭頸部初発indolent lymphomaの53例(MALT 30例,Follicular 23例)について,病期,初発部位,治療法,予後を検討した。照射例51例中,MALTは,I期26例,II期0例,III期0例,IV期2例,Follicularは,I期11例,II期8例,III期4例,IV期0例で,MALTでは30Gy,Follicularでは40Gyを原則として照射をおこなった。MALTの5年,10年累積生存率は100%で,再燃を4例に認めたがいずれも制御できていた。Follicularの5年,10年累積生存率は70%,52%(I期では100%,85%)であった。なお,化学療法の有用性は明らかでなかった。本研究から限局期のIndolent lymphomaは放射線治療後,長期生存または根治が可能であることが再確認された。
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