Appraisal of sampling methods in Cervical cancer screening-In specual reference to comparison between Cervex brush and cotton swab-

2004 
目的:子宮頸がん集団検診 (集検) の細胞採取器具として, Cervexブラシ (以下Cervex法) と綿棒による検診成績を発見病態および不適標本の観点から評価した.方法:2002年度の集検を採取方法別にCervex法8366人, 綿棒法7298人を対象とし, 異形成, 上皮内癌, 高度上皮内病変の発見数を比較検討した. また, 1998年より2001年までの綿棒法, 延べ6万1192人の成績とも比較した. 不適標本は採取法と採取医師別の出現率を調査した.成績:2002年度の異形成, 上皮内癌, 高度上皮内病変の頻度は, Cervex法の0.13%, 0.1%, 0.19%に対し, 綿棒法は0.12%, 0.04%, 0.12%と低かった. 特に49歳以下の異形成, 上皮内癌, 高度上皮内病変のそれぞれ発見頻度は, Cervex法は0.62%, 0.47%, 1.01%と, 綿棒法の0.17%, 0.06%, 0.20%と比較し有意に高い発見率であった.1998年から2001年までの成績比較でも, 49歳以下ではいずれの病変ともCervex法が有意に高い発見率であった.不適標本の平均出現率は, Cervex法の0.37%に対し綿棒法は0.97%と有意で (p<0.001), 採取医師間の差も認めた.結論:Cervex法は綿棒法より子宮頸部上皮内病変の検出に有効であり, 不適標本の出現も少なく集団検診の採取器具として優れている.
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