Liver cell adenoma with marked fatty degeneration. A case report.
1995
患者は39歳の主婦,生来健康で経口避妊薬の服用歴はない.検診で施行された腹部超音波検査(AUS)で,肝外側区域に直径1.8cmのhyperechoic lesionを指摘され,肝血管腫の診断で経過観察されていた.3年後のAUSで腫瘤が直径2.8cmに増大し,doubling timeは572日であった.腫瘤は,AUSで,辺縁不整,内部均一なhyperechoic lesion,腹部computedtomography (CT)では軽度にenhanceされるlow density areaとして描出され,更に腹部magnetic resonance imaging (MRI)ではT1強調画像でhigh intensity area, T2強調画像でisointensity areaとして描出された.また,腹部血管造影では淡いtumor stainを示した.腫瘤の針生検で肝細胞腺腫と診断されたが,高分化型肝細胞癌も否定できないため,肝外側区域切除術を施行した.病理組織学的には,著明な脂肪変性を伴う肝細胞腺腫の像であった.術後4年目の現在,再発の徴候はない.
- Correction
- Source
- Cite
- Save
- Machine Reading By IdeaReader
0
References
0
Citations
NaN
KQI