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Central giant cell lesion の 1 例

2008 
背景 : Central giant cell lesion (以下 CGCL) は顎骨に発生する腫瘍類似病変である. 今回われわれは乳児の下顎骨に発生し, 術中捺印細胞診が有用であった CGCL の 1 例を経験したので, その細胞像を中心に報告する.症例 : 患者は乳児期の男児で, 左側頬部の腫脹と発熱のために受診した. CT 検査と MRI 検査では左下顎骨に腫瘤性病変がみられ, ポジトロン断層撮影法 (PET) では左下顎部に FDG の集積が認められた. 下顎骨原発悪性腫瘍の疑いで, 全身麻酔下に生検が行われた. 生検組織の術中捺印細胞診では壊死性および出血性の背景に, 組織球様単核細胞や多核巨細胞, 線維芽細胞様紡錘形細胞が集塊状や孤在性に出現し, 膠原線維, 好中球やリンパ球などの炎症細胞浸潤を伴っており, CGCL が推定された. 左下顎病変の掻爬術が行われ, 病理組織学的に CGCL と診断された.結論 : 細胞像からの CGCL の推定は可能であり, 術中捺印細胞診は有用と考えられた.
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