A CASE OF LEMMEL SYNDROME WHICH REQUIRED LAPAROSCOPIC CHOLEDOCHODUODENOSTOMY

2011 
症例は84歳,女性.1年以上に渡って発熱・嘔吐による入院を繰り返していた.前医にて十二指腸傍乳頭憩室による再発性胆管炎(Lemmel症候群)と診断され,内視鏡的治療も試みられたが施行不能であった.8回の入院後も症状の改善なく,加療目的にて紹介となった.精査後,腹腔鏡下に総胆管十二指腸吻合を行った.術後は症状も軽快し,合併症無く退院となった.良性疾患であるLemmel症候群に対しては保存的加療が主となることが多く,再発を繰り返す症例は多い.難治例・重症例においては手術的加療が選択されるが,そのほとんどが開腹下による手術となり,高齢者においては侵襲も強く困難を伴う.現在までに本邦で当疾患に対して腹腔鏡下での総胆管十二指腸吻合を施行したという報告はない.若干の文献的考察を加えて報告する.
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