Rare types of LDH specific immunoglobulin G to isoenzymes

1996 
LDH結合性免疫グロブリン (Ig) のクラスは例外を除いてIgGかIgAである. これらのIgのアイソザイム特異性は多彩であり, この特異性にIgのクラスとタイプによる特徴がある. この特異性LDH分子がHとMサブユニットからなる4量体であることから, 通常例のLDH結合性IgGはHとMサブユニットの共通構造, MサブユニットとM22量体を, そしてLDH結合性IgA κはH2M13量体とH2M24量体をそれぞれ認識する抗体と推定されている. 今回得られたIgA κの特異性をもつIgGと新たな特異性 (LDH 1,2,3結合) をもつIgGは特異性の多彩さを増し, これまでいわれてきたIgのクラスとタイプによる特異性の特徴を不鮮明にしたが, 稀少例を含めた多彩な特異性の中にある共通性: すべてのLDH結合性IgはLDH 3に親和性をもつ, を明白化した. つまり, LDH結合性IgがLDH 3分子上の種々の構造を認識する多彩な抗体であることを推定させる.
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