The Effect of Surgical Treatment of Hepatic Metastases from Colorectal Cancers

1988 
大腸癌初回手術で肝転移の合併切除をうけたものおよび,肝転移で再発しその切除をうけたものについて治療成績を検討した.初回手術時肝転移の切除例は16例を経験し,このうち,H1は10例,H2は6例で,転移巣の個数は1個8例,2個4例,3個以上4例,肝転移巣の最大径は3cm以下11例,3~5cm2例,5cm以上3例であった。肝転移再発の切除例は23例で,H1は17例,H2は6例で,転移巣の個数は1個8例,2個9例,3個以上6例,肝転移巣の最大径は3cm以下5例,3~5cm9例,5cm以上9例であった.転移巣切除後6カ月~8年6カ月の観察期間中,再発を認めなかったものは初回手術時切除の3例,肝再発切除の6例で,とくに後者のうち3例は切除後5年以上生存している.肝転移の切除を行わなかったものには3年1カ月以上の生存例はなく,肝転移巣の切除は大腸癌肝転移に対して,有効であると考えられた。
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