Statistical Observations on 118 Sporotrichosis Cases Examined in Nagasaki Area from 1951 to 1992.

1994 
長崎大学医学部皮膚科学教室で1983年1月から1992年12月までの10年間に43例のスポロトリコーシスの検索を行った。その全症例を報告し, あわせて, 1951年から1982年までの症例も含め全118例について統計的観察を行った。男女比は1:1。50∼70歳台に多く0∼9歳の小児例は8%であった。病型は, 限局性皮膚型60%, 皮膚リンパ管型40%であった。部位別には, 顔面28%, 上肢63%, 躯幹1%, 下肢8%であった。顔面では, 限局性皮膚型が多く上肢, 下肢では病型に差はなかった。また, 上肢では右に多かった。小児では顔面に多く, 高齢者では上肢に多かった。また, 発症に季節的差異は見られなかった。1976年に初めての症例をみて以来島原半島の症例が増加している。イトラコナゾールを使用した1症例を除くとヨードカリ内服2∼4ヵ月, 温熱療法, イソジン消毒などで軽快していた。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    2
    References
    4
    Citations
    NaN
    KQI
    []