Surgical Treatment of Distal Clavicular Fractures Using Scorpion Plate: A Report of Three Cases

2011 
鎖骨遠位端骨折では近位骨片が上方に,遠位骨片が下方に転位するが,小さな遠位骨片をいかに固定するかが大きな課題である.これまでは肩鎖関節を跨いでk-wireやplateで固定する方法も行われてきたが,術後の折損を予防するために運動制限を要した.これに対して肩鎖関節を跨がずに遠位骨片にscrewと前後から挟み込むhookを併用できるScorpion plateは,この課題を解決する目的で開発された.当院でScorpion plateを用いた鎖骨遠位端骨折の3例について報告する.症例の平均年齢は59.0歳.男性1例,女性2例.Craig分類のtype 2Bが1例,type 5が2例であった.内固定には3例ともScorpion plateに鎖骨遠位端からのk-wireを2本追加し,type 5の2例にはさらに烏口鎖骨靱帯に付着する骨片をfiber wireで締結した.術後経過はいずれも良好で骨癒合が得られた.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []