CATALYTIC COMBUSTION OF DIESEL PARTICULATE MATTER(PM) ON TITANIUM OXIDE SUPPORTED CATALYSTS

1998 
ディーゼルエソジンの排出ガスに含まれる粒子状物質 (パティキュレート: PM) の触媒による燃焼除去を試みた. 種々の酸化物を担持した酸化チタン (y) 触媒で行ったところ, 銅触媒がPM燃焼に対し高活性を示し, 特に塩化銅 (IV) から調製した触媒 (Cu/TiO2(Cl)) が有効であることが判明した. さらに, 塩化物から調製した他の触媒の活性も確認され, 塩素の共存がPM燃焼に重要であることが示唆された. X線回折の結果, 銅触媒のみハロゲン化水酸化物〔塩化水酸化銅 (II) (CuCl (OH)) 〕の生成が確認され, 塩素の活性点形成への寄与が明らかとなり, この構造が酸素の活性化の促進に寄与していると推定される. またこの触媒は, 模擬排ガス条件でも有効に作用し, NOx, SOxの活性への影響は少なかった. 反応機構については, PMの触媒燃焼がすす (soot) の外側に存在する有機物質 (SOF) の有無に影響されないこと, sootが無定型炭素状であることから, 反応は固一固反応で進行し, そのため, 触媒で活性化された酸素種のPMへの移動がかぎであると考えられる. この活性な酸素種が塩素の存在によって生成することから, 銅触媒のような塩素種を含む構造の生成が触媒を調製する上で重要となる.
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