A CASE OF BENIGN CLEAR CELL TUMOR OF THE LUNG

2001 
症例は25歳,女性.約4年前から当院内科にて胸部単純X線上左肺に円形の異常陰影を指摘されていた.今回,その異常陰影の増大傾向がみられ当科紹介初診,精査目的にて入院となった.血液生化学検査では腫瘍マーカーを含め異常所見は認められなかった.胸部単純X線と胸部CT像にてS8領域に約2cm大の円形で辺縁明瞭な異常陰影を認めた.TBLB検査ではclear cell (class I) が検出された.一方,他臓器の検査では異常所見は認められなかった.以上のことから,左肺良性腫瘍と診断したが悪性も否定できず手術を選択した.手術は左腋窩開胸にてS8区域切除術を施行し,迅速病理検査にて悪性像がみられないことを確認した.摘出病理組織像ではbenign clear cell tumorと診断された.本症例は極めて稀な疾患であり文献的考察を加え報告した.
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