A case of percutaneous and transpapillary placements of expandable metallic stents in a patient with cholangiocarcinoma at the hilum of the liver

2000 
症例は76歳女性で閉塞性黄疸にて来院. 肝門部に径3cmの胆管癌を認め, 左右肝管分岐部は腫瘍の浸潤により分断され, いわゆる泣き別れ状態となっていた. まず左肝内胆管より経皮経肝胆道ドレナージ (percutaneous transhepatic biliary drainage: 以下PTBD) を施行した. さらに右肝内胆管より腫瘍狭窄部を越えてPTBDを施行したが, チューブの自然逸脱により以後右側よりのPTBD並びに内瘻化に成功しえなかった. また左PTBDからは角度が悪く, 腫瘍狭窄部を越えて内瘻化することは不可能であった. 経乳頭的にアプローチするも総胆管は虚脱しており挿入が極端に困難であり, 内視鏡的乳頭切開術 (endoscopic sphincterotomy: 以下EST) の一種のプレカッティングを施行し後日追加ESTを施行した. その後経乳頭的に腫瘍狭窄部をバルーン拡張し, 右肝管に self-expandable metallic stent (以後EMS) を挿入した. さらに右EMSによる肝門部胆管の拡張後に左PTBDよりガイドワイヤーを総胆管内に挿入しえた. ダイレーター及び拡張バルーンを挿入, ルートを拡張しつつ左肝内胆管より総胆管深部まで挿入・拡張し, 経皮経肝的に左肝管より上部総胆管までEMSを挿入した. 最後に経乳頭的に左右肝管より総胆管狭窄部までバルーン拡張して, 肝両葉ドレナージの内瘻化に成功し退院となった.
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