Effect of Pre-treatment on Crystallization Rates of Isotactic Polypropylene

1962 
アイソタクチックポリプロピレンの種々の前処理試料を用いて135℃における結晶化速度をディラトメーターで測定した。熱処理試料の結晶化速度は融解温度が195℃から205℃になると急激に減少した。一方,未熱処理試料の195℃で融解したときの結晶化速度は熱処理試料を205℃以上で融解したときと同じであった。延伸試料の195℃融解物の結晶化速度は延伸倍率が増大するにつれ増大した。これらの結果から融点近傍においては固体状態でのポリマー鎖の配置が完全には乱されず,従って結晶化速度に試料前処理の効果が反映されたものと考えられる。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []