CCK Modulates Morphine Induced Analgesia on the Rat Paw Pressure Test via the Central CCK-B Receptors.

1991 
Wistar-SPF 雄性ラットの後肢への秤量による圧力テストを指標に, モルフィンに依る鎮痛作用 (Morphine-induced analgesia, MIA) に対するコレシストカイニン (CCK-8) とその選択的拮抗薬の影響を検討し, 以下の成績を得た。1) 痛み刺激に対する応答閾値は, 午前 (09:00-12:00) の方が, 午後 (14:00-18:00) より高かった (p<0.01)。この事は脳内オピオイド濃度の日内変動の成績を支持するものであった。2) モルフィンの投与により, 明らかな (p<0.01) 相関係数をもつ, 用量 (1.5-15mg/kg, i. p., n=6) 依存性のMIAが得られた。3) CCKは有意 (p<0.01) にMIAを減少させた。4) CCKの選択的拮抗薬 (proglumide, MK-329) は両者共にMIAを強化した。特に, MK-329はMIAを有意 (p<0.01) に増強, 即ちCCKの抑制作用を脱抑制した。以上の成績などから, CCKは内在性オピオイド拮抗物質として, 特にCCK-B受容体を介して生体の痛み/鎮痛機構に関与している事を示唆した。
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