Clinicopathological Study of Basal Cell Carcinoma
1973
著者らの教室のほかに徳島,山口,九州,鹿児島各大学皮膚科教室例を加えた計188例の基底細胞癌の病態について検討した。これらの症例において男女はぼ同様,40才以下が5.2%に,60才以上が62.1%にみられ,大多数が顔面とくに下限瞼,鼻背鼻翼,鼻唇部およびそれらの周囲に集中して発生するのが認められた。組織学的には充実性未分化型が69.9%を占め,腺様型が10.4%で,色素沈着型が44.5%にみられ,遠隔ないし所属リンパ節転移を生じた例は1例も認められなかつた。以上の臨床像,光顕および電顕所見などより基底細胞癌の組織発生について論じた。
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