Our experience of microvascular free tissue transfer in head and neck cancer reconstruction

2009 
当科における遊離移植の現況を検討した。当科では,腸管移植を除いて,皮弁挙上から皮弁縫着,血管吻合まで全て頭頸部外科医がおこなっている。1987年に遊離組織移植を導入し,20年余りが経過したが,現在までに468症例(470皮弁)を経験した。使用した再建材料の内訳は,前腕皮弁147例,腹直筋皮弁128例,空腸173例,骨付き肩甲皮弁10例,腓骨皮弁6例,などであったが,近年は腹直筋皮弁と空腸が多用される傾向にあった。移植組織の生着率は94.0%であった。壊死症例の検討では,空腸使用例が多くみられ,原因として静脈血栓に起因するものが多かった。当科における根治的化学放射線療法の導入の時期に一致して,空腸壊死症例が増加していることから,術野における何らかの影響が示唆された。
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