One Year Follow-up and Clinical Evaluation of HA Coated Implant Function.

1998 
ハイドロキシアパタイト (HA) をコーティングしたインプラントの有効性と安全性ならびに臨床応用の可否を検討した。通法に従いインプラントを埋入し, 印象採得後, 上部構造物を作製した。上部構造物装着時, 3カ月, 6カ月および1年後に各インプラント周囲のPlaque control record (PCR), Probing depth (PD), Bleeding on probing (BOP), Gingival index (GI), ペリオトロン値, 動i揺度などの臨床パラメーターを測定するとともに問診による痺痛, 咬合痛, 感染症などの異常所見の有無を確認した。さらに, 上部構造物装着直後および1年後の垂直的骨レベルの変化を比較検討した。被験者36名 (男性18名, 女性18名: 平均49歳) に対して総計101本のインプラントを埋入し, 41症例の上部構造物を作製した。その大部分は遊離端欠損部に対して行った症例 (31症例: 上顎8症例, 下顎23症例)で, 残りは中間欠損部 (10症例: 上顎3症例, 下顎7症例) に対して行った。使用したインプラントの種類は, 直径3.25mmシリンダータイプ13本, 直径3.8 mmシリンダータイプ25本, 直径3.8mmスレッドタイプ63本である。上部構造物装着時および1年後の臨床パラメーターおよび歯槽骨レベルの結果には, 統計学的差は認められなかった。これらのことから, 部分欠損症例の欠損補綴に対するHAコーティドインプラントの, 臨床応用の可能性が示唆された。
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