A case report of open-window thoracotomy and thoracomyoplasty for empyema

2004 
症例は80歳, 男性.持続する高熱のため近医受診し, 腎盂腎炎を疑われ, 抗生剤による治療を施行されていた.改善傾向なく, 胸部CT検査にて左胸腔に肺を圧迫する6×10cmの低吸収域を認め, 膿胸の診断にて当科へ紹介された.直ちに胸腔ドレーンを挿入, 排液は膿状で, 培養検査では大腸菌が検出された.その後ドレーンより持続洗浄施行するも, 菌の減少をみず, 転院27日目開窓術 (左第7, 8肋骨切除) を施行した.開放創より洗浄を続け, 徐々に菌量の減少を得た.術後36日目には全身状態改善し, 根治目的に膿胸腔内大網充填, 有茎広背筋皮弁を施行した・その後膿胸の再燃なく, 呼吸機能も保持されている.開窓術後102日目, 既存の四肢外傷後後遺症のリハビリ目的に他院へ転院した.難治性膿胸に対し, 二期的手術を施行し, 良好な結果を得たので報告した.
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