Interferon (rIFN.ALPHA.2b) induced arrhythmias in a case of chronic hepatitis (type C).

1994 
インターフェロン(IFN)治療中に種々の不整脈を発生したC型慢性活動性肝炎の1例を報告する.症例は,66歳,男性.1963年(37歳)に高血圧を指摘されていた.1992年12月にC型慢性肝炎(CAH2A)の診断を得て,IFNα2b 10MU/日の投与を開始した.トランスアミナーゼは速やかに正常化したが,IFN投与開始8週後より動悸が出現した.心電図にて頻拍性心房細動や発作性上室性頻拍の不整脈を認めた.抗不整脈剤の投与にて自覚症状および心電図所見の改善を認めたため,IFNの投与は継続した.IFN投与終了後の24時間心電図では,投与中の同検査で認めた種々の不整脈(発作性心房細動,上室性期外収縮の集中的頻発,洞停止,洞性徐脈など)は認められなかった.本症例にみられた不整脈は,臨床経過よりIFNの影響により発生したものと考えられた.慢性肝炎に対するIFN投与例で,不整脈発生の報告は極めて稀であるが,使用に際して十分な注意が必要と思われた.
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