Normal Distribution of 111In-chloride on Scintigram

1977 
腫瘍スキャンおよび骨髄スキャンの性質を有する111InCl3を用い, その生体内分布を数量的に表現した。臨床的に悪性腫瘍の診断が下されたか, または, その存在が疑われた患者38人 (46回) でスキャンをし, スキャン像で異常集積を呈した部位, 臨床的に病変の疑われた部位, および放射線照射部位は正常分布像の統計作成上は除外した。判定は111InCl31~3mCi静注後48時間のスキャン像で行った。人体をおもな部位23に分け, 111InCl3における各部位の描出を肝臓を基準として数量的に表すと, 描出されやすい順序は, 腰椎, 縦隔, 鼻咽頭, 睾丸, 心臓, 骨盤であった。正常分布より111InCl3は骨髄スキャン剤として有用と考える。
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