A CASE OF PEDIATRIC ABDOMINAL ACTINOMYCOSIS

2004 
症例は9歳の男児. 2度の開腹手術の既往があった.腹痛,腹部腫瘤を主訴とし来院した.術前検査にて炎症性腫瘤,もしくは悪性腫瘍との診断にて抗生剤治療を開始したが腫瘤は縮小しなかった.診断ならびに治療目的に開腹手術を施行した.腫瘤は周囲との癒着が非常に強固であり,術中迅速診断にて悪性所見を認めなかったため,一部腫瘤を残した亜全摘手術にて終了した.術後病理検査にて放線菌症と判明した.術後1年間ABPC内服を行い腫瘤は消失した.非常に稀な小児の腹部放線菌症で,治癒しえた症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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