Case of sleep apnea syndrome with dizziness markedly recovered with CPAP

2015 
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は,高血圧症・糖尿病 の発症ならびに虚血性心疾患の発症のリスクを高める とされ,頭痛,不安,抑うつなど多彩な症状が出るこ とも知られている健康管理上注意を要す疾患である 1). また,昼間の眠気症状による能率の低下や産業事故の 原因にもなるため産業衛生の上でも重要な疾患である. 最近になり,睡眠時無呼吸症候群の症状にめまいが 含まれる症例が報告され 1, 2),睡眠障害(睡眠時無呼吸・ 低呼吸)とメニエール氏病が関連するとする事例も報 告された 3).その中で,薬物治療に抵抗を示すめまい症 に対し睡眠時無呼吸症候群の治療を行ってめまい症状 の改善がみられた症例も報告された 3, 4).主訴として昼 間に眠気があることが広く認識されている睡眠時無呼 吸症候群であるが,めまい症状についてもこれを念頭 に置き診察する必要があり,その典型例を経験したの で報告する. 事 例
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