A CASE OF ACUTE APPENDICITIS WITH ADULT INTESTINAL MALROTATION

2008 
成人の腸回転異常症は通常無症状のため,他の消化器疾患の精査や開腹時に偶然発見されることが多い.今回われわれは腸回転異常症の患者の急性腹症の手術に際し,術前診断に苦慮した急性虫垂炎の1例を経験したので報告する.症例は78歳,男性.腹痛を主訴に入院.血液検査,CTなどから腸回転異常症と,それが関係した腸閉塞と診断し,手術施行.その結果,虫垂炎の穿孔による腹膜炎とそれによる麻痺性イレウスであった.腸回転異常を伴う場合,急性腹症の術前診断には注意が必要である.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    4
    References
    5
    Citations
    NaN
    KQI
    []