A SURGICAL CASE OF TRICUSPID VALVE REPAIR WITH AUTOLOGOUS PERICARDIUM AND ARTIFICIAL CHORDAE FOR ACTIVE INFECTIVE ENDOCARDITIS

2009 
症例は33歳,男性.2007年10月頃より発熱が持続したため,近医にて内服加療受けたが改善せず,当院紹介受診となった.入院時血液培養にてメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)検出し,心エコーにて三尖弁前尖に疣贅認めたため,感染性心内膜炎と診断.抗生剤加療行ったが,三尖弁逆流増悪し,炎症反応改善も認めず,内科的コントロール不良と判断され,手術適応となった.2008年1月手術施行.三尖弁前尖には疣贅が広範に付着しており,可及的に切除した.前尖が約半分程度欠損したため,自己心膜補填し,人工腱索用いて再建行った.術後,三尖弁逆流は軽度で,炎症の再燃認めず,良好に経過中である.感染性心内膜炎では,高度な弁破壊のため,弁形成術が困難となる場合があるが,自己心膜,人工腱索を用いることで,弁形成術の適応を拡大し得ると考えられた.
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