健常者末梢血リンパ球の培養肝細胞に対するSpontaneous cell-mediated cytotoxicityについて
1979
健常者末梢血リンパ球の培養肝細胞(Coon細胞)に対するspontaneous cell-mediated cytotoxicityをmicrocytotoxicity assayで検索した.macrophage・monocyte-depleted whole lymphocyteをさらに分画すると,リンパ球の細胞障害性は,EA-RFC分画,EAC-RFC分画,ヒツジ赤血球と弱くロゼットを形成するE-RFC分画に検出された.また,ガラスに弱く壁着するweak adherent cell分画でも検出され,細胞障害性リンパ球のheterogeneityが推測された.培養15時間後,Coon細胞に接着しているリンパ球亜分画の検索では,EA-RFC 50.2±1.8%, EAC-RFC 50.9±9.1%, E-RFC 12.6±4.7%,ペルオキシダーゼ陽性細胞6.3±3.1%で,細胞障害性リンパ球分画法の結果を支持する結果が得られた.健常Coon細胞表面には,E, EAやEACを結合する活性を示さないが,リンパ球添加により障害をうけたCoon細胞には上記ヒツジ赤血球の付着がみられた.
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