A COMPARISON BETWEEN OPEN SURGERY AND LAPAROSCOPIC SURGERY FOR POSTOPERATIVE ADHESIVE INTESTINAL OBSTRUCTION

2007 
1995年から2006年の12年間に術後癒着性イレウスで手術を行った90例について検討した. このうち20例は, 腹腔鏡での視野確保が難しく安全な手術が困難と判断され, 初めから開腹手術が行われた. 残りの70例中53例は腹腔鏡下あるいは腹腔鏡補助下にてイレウス解除が可能であった. 腹腔鏡下手術は手術時間, 術後経口開始時期, 術後在院期間ともに最短であった. 既往手術でみると, 手術創が大きく高難度な手術既往症例ほど癒着が強く開腹手術が必要であった. 腹腔鏡補助下や開腹手術への移行は, 剥離困難な腸管同士の癒着が主な要因であった. 術後癒着性イレウスに対して, 腹腔鏡下手術は侵襲が少ない術式であるが, 臓器損傷などの危険がある場合は腹腔鏡下手術に固執せず, 早期に開腹手術に移行すべきであると考えられた.
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