Optimization of beryllium determination in biological materials by graphite furnace AAS.

1994 
炭素炉AASによるベリリウムの定量条件を最適化し,この条件によって生物試料中のベリリウムを定量した.試料の酸分解溶液に増感・干渉抑制剤として硝酸マグネシウムを加え,分光計の光電子増倍管を低ノイズのものに替え,検出系の増幅率を通常の10倍にして測定した.添加する硝酸マグネシウムの濃度を10-3M,試料注入量を50μlとし,1250℃,30sで灰化するとき最良の結果が得られた.この条件では検出感度は損なわれず,共存アルカリ塩がよく揮散された.検出限界は0.005ppb(Be 0.25pg)である.この方法によりNIST Bovine Liver(SMR 1557)中のベリリウム分析値0.50ng/g(SD 0.037, n=12)を得た.
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