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Chilo Iridescent Virusの安定性

1967 
CIVの保存条件,不活性化条件を調べるための実験を行なった。1) CIVは5°C, 25°C, 35°C,および45°Cに100日間保存しても活性を失わなかった。また凍結保存,乾燥保存によっても活性を失わなかった。2) pH1.0∼13.0の全域でCIVは活性を保った。3) CIVは80°C以上の熱処理で不活性化され,その臨界条件は80°C 10分間処理の付近と推定された。4) CIVは薬品に対してもかなりの安定性を示し,0.1%昇汞,10%ホルマリン,70%エチルアルコール,10%第三リン酸ソーダ,2.5%石炭酸,1:1,000クレオソート,1:100中性洗剤(ライポンF),0.4%ヘモゾールにより不活性化されなかった。クローム硫酸と1:20クレゾール石けん水はCIVを完全に融解した。しかしCIVがかたまりとして存在する場合には,クレゾール石けん水ではCIVを完全に不活性化することはできなかった。またクローム硫酸の組成によってはCIVは完全に融解されることなく,不活性化されなかった。37%ホルマリンはCIVを部分的に不活性化したが完全に不活性化することはできなかった。
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