口腔・中咽頭癌術後における言語聴覚士が関わる咀嚼・嚥下のリハビリテーション

2008 
切除や再建外科が進歩した現在でも咀嚼・嚥下障害は口腔・中咽頭癌術後患者にとって最も悩ましい問題である。神戸大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科では術後QOL向上を目指し,2002年から言語聴覚士を中心として咀嚼・嚥下リハビリテーションを行う体制を整えてきた。インフォームドコンセントや術前カンファレンスに参加して手術内容や患者の背景因子把握に努め,言語聴覚士が術前オリエンテーションから患者の診療に係っている。本稿では,神戸大学における言語聴覚士・耳鼻咽喉科医・看護師とのチームアプローチ方法や間接嚥下訓練・直接嚥下訓練について具体的に紹介する。
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