Seizure-Like Phenomena Occurred Twice during and Following Propofol Sedation in a Patient with Myasthenia Gravis

2005 
重症筋無力症の胸腺摘出術後, プロポフォール鎮静下で人工呼吸を行った40歳の男性患者に, 2度にわたりてんかん様体動を認めた. 1度目は, プロポフォール持続投与開始30分後より, 上下肢にミオクローヌスが出現し, 4時間持続した. 2度目は, 持続投与中止1時間後の抜管直後より, 両上肢の筋攣縮が出現し, 14時間持続した. プロポフォール持続投与開始直後と投与中止後のいずれもプロポフォールの血中濃度が低いと思われる時期に, てんかん様体動が観察された. 重症筋無力症患者は, 病態や併用薬によって神経筋接合部の感受性が変化し, プロポフォール投与により不随意運動が出現する可能性があることから, 鎮静に用いる際には注意を要する.
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