A LONG-TERM SURVIVOR AFTER EARLY GASTRIC CANCER WITH TWO TIMES OF LUNG METASTASES WHICH WERE SUCCESSFULLY RESECTED

2002 
胃癌手術後に2度の結節型肺転移をきたしたが,いずれも肺切除術を施行し,長期生存を得ている早期胃癌の1例を経験したので報告する.症例は68歳(胃癌手術時),男性.胃癌術後8年目の外来検査で血中CEA値が上昇したため胸部CT検査を施行.右肺S3に3.5×3.0cmの腫瘤を認め,右肺上葉切除術を施行した.胃切除術後9年目,肺切除1年目,胸部CTで,左S4, S10にそれぞれ径5mm, 10mmの結節状陰影を認め,胸腔鏡補助下左肺部分切除術を施行した.いずれも病理組織で胃癌と同様の高分化型腺癌を認めた.患者は臨床上および画像診断上再発を認めず,胃癌術後15年,初回肺切除術後5年,生存中である.胃癌の肺転移症例は予後不良であるが,結節型肺転移は他癌の肺転移と同様に多発症例や再再発症例でも手術による完全切除で予後の改善が期待できる.
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