SMALL INTESTINAL LYMPHANGIOMA-A CASE REPORT-

2002 
小腸・腸間膜にまたがるリンパ管腫は稀で,術前診断は比較的困難とされている.今回,腹部超音波およびCT検査で,術前に診断が可能であった症例を経験したので報告する. 症例は4歳の男児で腹痛および嘔吐を主訴に近医を受診し,当科に紹介された.白血球の増加と腹部単純X線検査で小腸ガスおよび腸管ガスの圧排像を認めた. CTおよび超音波検査で,移動性の腫瘤像を認め待機的に手術を行った. Treitz靱帯より約50cmの空腸および腸間膜にまたがる嚢胞性腫瘤を認め,嚢腫を含めた小腸部分切除を施行した.病理組織学的には腸管壁より発生した嚢胞状リンパ管腫であった.
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