Graft polymerization of MMA onto poly (epichlorohydrin).
1993
ポリエピクロロヒドリン(CO)へのメタクリル酸メチル(MMA)のグラフト重合によってエラストマーの改質を行ない, グラフト重合におけるモノマー濃度, 幹ポリマー量, 開始剤濃度, 反応時間, 反応温度そしてルイス酸の添加効果など諸因子の影響について検討した. グラフト率はモノマー濃度, 開始剤濃度, 反応時間及び反応温度の上昇とともに増加し, 幹ポリマー量の増加とともに減少した. グラフト効率は幹ポリマー量の増加とともに増加し, モノマー濃度及び開始剤濃度の増加とともに減少し, また, 反応時間と反応温度の変化に対してほぼ一定であった. ルイス酸の添加においてグラフト率は少量の添加によって増加するが, 過剰の添加によって減少し, また, グラフト効率は少量の添加ではほぼ一定だが, 過剰の添加によって減少した. グラフト鎖の分子量はモノマー濃度とともに増加し, その数は開始剤濃度, 反応時間の増加及び反応温度の上昇とともに増加した. これらのグラフト体のグラフト鎖の数は少なく, 幹ポリマーのモノマーユニット103~104個当たりに1本程度であることが明らかになった. また, グラフト体はグラフト率が高くなるにしたがい硬さが増した.
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