Fetal Anesthesia for Intrauterine Pleuro-amniotic Shunt Procedure

胎児胸腔羊水腔シャント術の胎児麻酔を経験した。胎児の麻酔に際して第一に求められることは胎動の抑制である。母体に対して,ファモチジンの前投薬の後,1.5%リドカイン10mlで硬膜外ブロックを行ない,ジアゼパム5mgを投与して,鎮痛鎮静を得た。胎児に対しては,経臍帯静脈的にパンクロニウム0.3mgとフェンタニル0.02mgを投与し,胎動の完全な抑制が得られた。手術操作に伴う合併症は母体,胎児ともみられなかった。