Cytological findings of plantar fibromatosis.

1983 
足踪線維腫症は, 良性軟部腫瘍の中でもまれで, この疾患の細胞診に関する報告は, いまだない, 著者らは, 術前に穿刺細胞診を施行した後, 摘出術を行った1症例を報告する.穿刺細胞診上では, 類円形の核を持ち, 細長形のいわゆる活動型線維芽細胞様の細胞が多くみられた.この他, 膠原線維様の組織塊および細長い核と線維状の胞体を有する, いわゆる成熟型線維芽細胞がからみ合った細胞塊もみられた.リンパ球や好中球はなく, 核分裂像も認められなかった.組織所見では, 腫瘤は, 大部分小波様を呈し密に増殖した膠原線維と成熟型線維芽細胞によって占められていた.腫瘤の辺縁部や中心部に結節状に細胞の密な所があり, 線維芽細胞も活動型で, 毛細血管も発達し, リンパ球や形質細胞も認められた.
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