A case of acute hepatitis C in which transitions of serologic HCV markers could be observed from the onest.
1994
血液センター勤務の一看護婦に発生した急性C型肝炎について,発病から完治までの臨床経過とHCVマーカーの推移が観察できた.ALTは発病から約20日で最高(956IU/l)となり,順調に下降して正常値となったが,その後スパイク状の上昇を繰り返した.そこで19病週からIFN (HLBI)を投与したが,ALTの急上昇をみたので2週間で中止した.その後はALTは正常となり完治した.retrospectiveに測定した血中HCV-RNAはgenotypeはII型で,発病から極期にかけて高感染力価であったが,以後は低力価となり,IFN投与直前で陰性となっていた.したがってIFN投与時のALT上昇はIFNの副作用としての肝障害と判断した.II世代HCV抗体(PHA)は2週間で弱陽性(×23)で出現し,約2ヵ月間は低力価であったが,以降は高力価(×215)で推移し,HCV-RNA消失後,約9ヵ月で下降(×28)してきた.C100-3抗体はII世代抗体より2ヵ月遅れて出現し,以後はII世代抗体と並行して推移した.
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