Reflections on an EMP (English for Medical Purposes) Project

2020 
本稿の前半では,日本の医学部生を対象とした「医学英語(English for Medical Purposes, EMP)」のための「語彙リストの作成」と「教材開発」に関する6年間のプロジェクトについてまとめる。具体的には,プロジェクト開始時の計画立案,初期及び中期における改良,そして完成期の取り組みについて概観する。その中では,どのように学部生の医学に関する理解度を反映させるために計画を修正したか,また,学生用の教材に組み入れるべき「語彙リスト」をどのように作成し,そして「学習素材」と「語彙」の融合を図る必要性があったかを詳述する。さらに,開発したオンライン教材を「反転授業」に活用できるように,どのように改発・改良したかについても報告する。 それに続き,教養教育英語授業と医学英語の「関係性」について,とりわけ語彙と文法という言語学的視点から吟味してみる。最後に,今後の医学英語教育に関する研究が,いかに学部生を対象とした英語教育カリキュラム全般の充実に資するかを述べてみたい。
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