Relationship between configuration patterns of secondary nature and the bird community on a fine scale on Keihanna Hills.
2008
京阪奈丘陵の樹林地,農地,集落などで,二次的自然の配置パターンを調べるために相観植生を調査し,また,それらのパターンと鳥類との関係を検証するために鳥類調査を行った。植生調査の結果,水田および樹木植生の面積比率の間に強い負の相関関係があり,モザイク構造の発達程度や林縁の総延長は,樹木植生面積比率が中程度のときに大きいことが分かった。植生データを説明変数,鳥類の観察種数を目的変数とした回帰分析では,鳥類の種数全体にとっては樹木植生面積比率の高さが重要であったが,非樹林地性鳥類の種数を目的変数として回帰分析を行うと,樹木植生面積比率は負の影響を与えることが分かった。いくつかの鳥類種の観察個体数についても回帰分析を行った。二次的自然を理解するうえで,詳細スケールの相観植生の評価が有効であることが示唆された。
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