A CASE OF SYNCHRONOUS GASTROINTESTINAL TRIPLE CANCER WITH RESECTION OF RIGHT KIDNEY
2011
症例は76歳,男性.既往はアルツハイマー型痴呆.右下腹部痛を自覚し当院紹介受診.腹部造影CTにて,盲腸腫瘍,右慢性高度水腎症を認め,手術目的で当科入院.下部消化管内視鏡検査で盲腸癌と25mm大の直腸ポリープを認めた.後者に対し内視鏡的粘膜切除術(Endoscopic mucosal resection;以下,EMRと略記)を施行し高分化型腺癌の診断.上部消化管内視鏡検査では胃体上部後壁に腺癌を認めた.年齢と既往を考慮し,1期目で右結腸切除と右腎臓摘出,2期目に胃全摘術を施行した.術後合併症なく,経過良好であった.いずれもstageII以下であり,術後補助化学療法を要せずに1年11カ月が経過し,無再発生存中である.既往を考慮し,手術は2期的としたが,安全かつ根治性が得られた.消化管同時性3重複癌は比較的まれであり,文献的考察を含め報告する.
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